当院の給食の中でも、安定した人気を誇るメニューといえばカレーです。
今回は、そんなカレーの歴史についてご紹介します。

実は本場インドには「カレー」という名前の料理はありません。インドにはスパイスと肉や野菜を煮込む料理が数多くありますが、それらをまとめてイギリス人が「カレー」と呼んだのが始まりです。(インドはかつてイギリスの植民地でした🇮🇳🇬🇧)
この呼び名はタミル語で「ソース」「スープ」を意味する「カリ」に由来しています。
インドからイギリスへ遥々海を越えてやってきたカレーは、スパイスを一つひとつ調合する必要がある大変手間の掛かる料理でしたが、19世紀初めにカレー粉が誕生したことで簡便な料理となり、たちまちイギリス全土に広まりました。また、イギリスで伝統料理のシチューを参考に、小麦粉でとろみをつけるなど独自のアレンジが加えられていきました。
このイギリス風カレーは、明治初期に日本へ伝わります。当時はカレー粉を輸入して作られ、カレーライス1皿の値段でそばが8杯食べられるほど高価な料理でした。
明治後期以降、日本軍が兵士の食事としてカレーを採用したことで全国に広まりました。(諸説有)
大量に作りやすく、栄養を確保しやすいカレーは、集団生活を送る兵士にとって理想的な食事だったのです。
兵士たちが帰郷の際にレシピを持ち帰ったことで、すっかり家庭にも定着しました。

次回のカレーは何カレーでしょうか?お楽しみに!