検査科で行っている検査のなかでも
必ず顕微鏡を使用するのが尿沈渣(にょうちんさ)の検査です。
検査のやり方としては
患者様に出してもらったもしくは尿道に管を入れて
採取した尿を使用します。
その尿を遠心し下にたまった沈査物を顕微鏡で見ていきます。
沈渣を見ていると時々このようなものを目にします・・・
透明できれいな四角に見えると思います
こちらはリン酸アンモニウムマグネシウム結晶といい
尿沈渣検査を行っているとたまに見られます。
この形が手紙を出す封筒のように見えることから
封筒状といわれます。
もう一つ紹介します
たくさん真ん丸な細胞が見られます
これを別の検体のもので出すと
こちらです!
どちらも赤血球でしたー!
検体の種類や染め方でこんなにも見え方に差が出てきます
ちなみに最初の写真は尿検体(無染色)
2つ目の写真は血液検体(ライト・ギムザ染色)です!