回想法は、精神科医バトラーが提唱した心理療法で、当院では毎週月曜日の午前中に2名の公認心理師で担当しているプログラムです。
プログラム中、患者様が昔懐かしい話をしている時に、いつもより表情が柔らかくなり、活き活きとした様子で回想されているような印象を受けます。
「久しぶりに懐かしい話をできて楽しかった」「こういう機会がないと忘れちゃうので聞いてもらえてよかった」といった感想をいただけることもあります。
病棟スタッフからも、回想法に出席した後は状態が落ち着いていると伺うこともあり、週に1度のわずかな時間ですが、グループでそれぞれの思い出を共有する体験は貴重に感じています。