認知症とは

認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいいます。(厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」より)

南多摩医療圏／認知症疾患医療センター(地域拠点型)

平川病院では、認知症疾患医療センター(地域拠点型)として東京都の指定を受けています。皆さんのお住まいの近くでも、たくさんの医療機関や介護保険サービスの事業所、行政などがそれぞれの力を発揮し、認知症の方の支援に取り組んでいます。しかし、認知症は症状の変化により、それまでの枠組みのなかでは患者さんやご家族が安心して暮らしていけなくなってしまうことがときにおこります。このようなときは、当センターにご相談ください。患者さんやご家族が、再びもとの生活を続けられるようお手伝いします。

専門医療相談

専門相談を受け付けています。本人のほか、ご家族、関係者の皆さんからも相談を受け付けていますのでご相談ください。たとえば…

最近、忘れっぽくなった。同じことを何度も繰り返していうようになった。感情の起伏が激しくなった。認知症なのかな？
本人に受診を勧めても拒否されてしまう。認知症専門外来を受けたい
医療や介護のことを相談したい
運転免許の更新のときに警視庁から診断書提出が必要になった
社会福祉制度や地域で利用できるサービスを知りたいなど

お問い合わせ

専用ダイヤル 042-651-3132／
受付時間 9:00～16:30

認知症専門外来

認知症に関する鑑別診断、認知機能の評価、本人・ご家族が抱える様々な困難に対して専門的な立場からアドバイスします。認知機能検査、頭部CT検査、血液検査などをおこないます。ここでは、医学的な診断だけではなく、日常生活の状況やほかの身体疾患などの状況もふまえ、総合的に評価します。かかりつけ医(医療機関)との情報共有をはかり、医療・福祉・介護の支援に結びつけています。診断後はかかりつけ医療機関と連携をはかり、日常的な診療はかかりつけ医療機関でお願いしています。