診療協力体制(チーム医療)

「患者さんを治療する」という目標に向かって、多くの職種が専門知識と専門技能を持ち寄り、協働して「チーム医療」をおこなっています。今後もさらに経験を重ね、進化・発展させていきます。

「医療分野」「職種」「関連機関」の連携
「医療分野」「職種」「関連機関」の連携

医療相談科

  • 医療機関のソーシャルワーカーとして生活者の視点で患者さん・ご家族への支援
  • 様々な相談に対応し、相談から入院、退院までの連続した支援
医療相談科

業務内容

  • 入院相談、受診相談業務、迅速に対応するための院内外の連携
  • ソーシャルワーカーとして、社会生活をおくる生活者の視点に立った支援
  • 入院患者さんの担当制で院内の治療プログラムの参加

年度目標

  • 教育体制強化と安定した業務の遂行
  • 医療機関の役割として院内外の連携活動

科の特徴

ソーシャルワーカーとしての経験年数が10年以上のスタッフが多く、今まで積み上げた経験を活かし、多角的な視点で多様な相談に対応しています。入院する前から患者さんやご家族の方とお会いすることも多く、相談や支援をしています。特に院内の連携を強化し、患者さん、ご家族の方が安心して入院や受診ができるようにつとめ、情報提供などをおこなっています。患者さん、ご家族の支援のほか、院内の連携を目的に各病棟でおこなっているミーティングや病棟プログラムに参加し、状況を把握し、他の部署と一緒に支援しています。また、認知症疾患医療センター、地域精神科身体合併症救急連携事業など、様々な事業にかかわっています。私たちの仕事は一人ではおこなえるものではないと自覚し、科内では情報共有の場を多くもうけ、スタッフ一人ひとりの取り組みに関して確認し合い、業務にあたっています。

栄養科

  • 個々の病態に応じた適切な栄養サポートを実施し、患者さんのQOL維持・向上を図る
  • 衛生管理を徹底し、美味しく治療効果のある食事提供につとめる
  • チーム医療に積極的に参画し、質の高い精神科医療へ貢献する
栄養科

業務内容

  • 栄養管理業務/患者さんそれぞれの病態に適した食事療法の提案や、必要栄養量の評価
  • 入院・外来栄養指導、集団栄養指導
    1. 生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、腎臓病など)や嚥下調整食、低栄養などの栄養指導
    2. 患者さんの生活や嗜好などを伺いながら実践可能な方法の提案を個別でおこなう栄養指導
    3. 入院中の患者さんを対象とした食事療法の基本的な内容を集団でおこなう栄養指導
  • NST(栄養サポートチーム)
    多職種チームで介入し、栄養障害の改善をはかる。入院患者さんの栄養障害、栄養状態の評価。薬剤の調整や口腔ケアに加え、嚥下内視鏡を実施。食事形態の対応、栄養補助食品の使用、栄養状態の維持・向上をはかる。
  • 褥瘡回診
    医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士で回診を実施。褥瘡治癒の計画立案
  • 病棟カンファレンスの参加
    担当病棟ごとカンファレンスに参加。管理栄養士として栄養管理業務をおこなう
  • 給食管理業務
    管理栄養士は、入院患者さんの食数管理、献立作成、食材発注、検品、在庫を管理。栄養士・調理師・調理員は、調理・盛りつけをおこなう

年度目標

  • 温冷配膳車の活用
  • 災害対策
  • 日本人の食事摂取基準2020年度版への対応など安定した業務の遂行

科の特徴

患者さんへのサービス向上のため、新メニューの導入や郷土料理・日本味めぐり、嗜好調査で人気のあるメニューを取り入れ、治療食でも美味しく食べられる食事を提供できるよう、日々つとめています。厨房は、直営方式で運営しているため、迅速できめ細やかな調理が可能です。病態に適した食事療法の提案や栄養指導を実施することにより、シームレスな栄養管理を実現しています。

中央検査科

  • 身体疾患の早期発見、早期治療に貢献する
  • 急変時の検査の早期情報提供
  • 検査機器の保守管理
中央検査科

業務内容

  • 検体検査
  • 画像診断
  • 生理検査
  • 内視鏡検査

年度目標

  • クロザピン治療の導入において必須の、院内検査の実施と早期情報提供

科の特徴

精神科病院では数少ない自動分析装置を導入し、緊急検査を実施、対応しています。身体合併症を抱えた方の急変時に迅速な検査とデータを提供し、より早く治療がおこなえるようにしています。今回の自動分析装置導入で、てんかん薬や向精神薬の血中濃度の測定も院内でおこなえるようになりました。また、白血球分画が測定できる自動計算機やHBA1cの測定機器を導入し、患者さんを院内で定期的に検査できることで、クロザピン治療の導入を可能にしています。深部静脈血栓症(DVT)に起因する肺血栓塞栓症の発生予防に取り組み、D-dimer測定や超音波検査を実施しています。

  • 転院や退院する患者さんへ、検査データの詳細な情報提供が可能です。
  • 臨床検査技師の専門性を持って、院内で必要な委員会の活動に参加し、他職種と連携をはかります。

作業療法科

  • 患者さんがより質の高い主体的な生活を安定して送れるよう、個人の意思や健康的側面を活かす。
  • 作業を通して精神的、身体的、社会的側面から援助する。
作業療法科

業務内容

各病棟、外来部門に担当を配置し、作業療法室、各病棟内にてプログラムを提供しています。プログラムは集団活動、個別活動、それぞれの特性を活かした患者さん一人ひとりの目標に合わせた内容となっています。

  • 選択活動(革細工、籐細工、刺し子、貼り絵、PC、ジグソーパズル、脳トレなど)
  • 運動(生活総合機能改善機器FREEDAM、体操、エアロバイク、ルームランナーなど)
  • レクリエーション(カラオケ、映画鑑賞、スポーツなど)
  • 社会復帰、地域生活の維持、安定を目的としたプログラム(認知機能リハ、アルコール依存症治療専門プログラム、地域生活応援プログラム、ADL/IADL訓練など)
  • 病院全体や各病棟内での季節行事、東精協レクへの参加など

年度目標

各プログラムを運用していく中で改善や新たな試みの導入を検討していく
科員教育体制の強化

科の特徴

  • 作業療法とは、様々な作業活動を通して“その人らしい”生活の獲得を目標に支援していくリハビリテーションです。①安定した生活を送る(病状の安定、気分転換)、②生活リズムを整える(活動性の向上、十分な休息、余暇時間の充実)、③対人関係スキルの向上④社会復帰への準備(家事動作訓練、外出訓練等)を主な目的として掲げています。
  • 入院患者さんだけでなく、外来患者さんへもプログラムの提供を行っています。入院中から利用されている方は、退院後の利用も可能なので、引き続き顔なじみのスタッフが対応いたします。
  • 2018年より認知機能リハビリテーションHCAT-Jを行っています。パソコンゲーム(Jcores)と言語セッション(小グループでの話し合い)を通して、記憶力や注意力、計画する力など、個々の課題を見つけ、目標達成を目指すプログラムです。心理療法科、デイケア科、地域生活支援科と共に運営しており、これまで入院患者さん、外来患者さん、デイケアメンバーの方々にご参加いただいています。
  • 外来患者さんで、デイケアや作業所、就労などへのステップアップを考えている方へ、ハローワークと連携した就労支援や社会資源の情報提供、通所施設の見学同行などの実績もあります。他の通所先と併用しながらご利用いただくことも可能です(要相談)

心理療法科

  • 面接、観察、心理検査などを用いて患者さんの心理学的特徴や問題点を把握し、アセスメントをおこなう
  • 患者様の心理的特徴に応じて、様々な臨床心理学的技法をおこない、心の問題改善に向けての援助をおこなう
心理療法科

業務内容

  • 個人への心理支援
  • 各種心理検査/知能検査、パーソナリティー(性格)検査、神経心理学検査など)
  • 集団プログラム/心理教育、家族教室、リカバリー志向プログラム、社会生活技能訓練、認知行動療法、回想法など

年度目標

  • 発達障害にかかわる取り組みの強化(外来や同法人の診療所の展開)
  • 依存症への対応強化(アルコール依存症のほか、様々なアディクション対応)
  • 非薬物治療の充実、科内プラグラム体制強化と質的な充実を目指す

科の特徴

  • お子さんからお年寄りまで幅広い年齢層に対応し、それぞれの特徴をふまえた心理支援を実施できます。特に認知症専門外来や発達障害外来では詳細に心理検査を分析し、患者さんの心理学的特徴や今後の支援について提案します。
  • 回想法、統合失調症への心理教育、リカバリー志向プログラム、SST(社会生活技能訓練)、MCT(メタ認知トレーニング)など数多くの集団プログラムを取りそろえており、患者さんの状態やニーズに応じたものを選択して提供します。
  • 従来の心理療法のみならず、最新の知見を元にして、統合失調症の患者さんに対する認知機能トレーニングや、様々な疾患に対するメタ認知トレーニングにも力を入れています。
  • 集団プログラムでは、プログラムの効果をはかりながら、その都度内容の改定を進め、多職種と連携をはかりながらつねに現在の患者さんに合ったセラピーを提供できるようにこころがけています。

薬剤科

  • 患者さんが薬を安心、そして納得した上で服用できるように日々つとめる
薬剤科

業務内容

  • 内服調剤:オーダリングシステムを導入した調剤を行っております。適正かつ安全に服用して頂ける調剤を心掛け、過誤の防止などに努める取り組みを日々おこなっています。
  • 注射調剤:内服薬調剤と同様に、適正かつ安全に投与されるように患者さんごとの調剤をおこなっています。また、抗菌薬使用量を把握し適正に使用する取り組みをしています。
  • 薬剤管理指導業務:入院中のみではなく、退院後の服薬継続が行えるように服薬指導をおこなっています。また、患者さんの薬に対する不安や疑問を軽減できるように努めています。
  • クロザピンコーディネーター業務:クロザピンの適正使用に基づく調剤を行っています。医師、病棟スタッフと連携して副作用を早期発見できる体制に取り組んでいます。
  • 疾患教育:入院患者さんを対象に多職種と連携をし、疾患の理解、服薬の必要性などの知識を身に付けて頂く為の教育プログラムに参加をしています。
  • DI業務:収集した医薬品情報の整理や、効率良く治療現場で役立てるように情報提供をおこなっています。
  • 服薬教室:社会復帰施設にて約年4回、薬や服薬についての勉強や疑問等に応じるセミナーを開催しています。

年度目標

  • 患者さんの費用負担軽減や、薬によるリスク回避などの目的から後発医薬品の使用促進を積極的におこなう。
  • クロザピン使用拡大にともなう対応力の向上。クロザピンコーディネーターとして対応力の向上と薬剤に対しての更なる理解を深めるために院内向けの研修会を実施する。
  • 発達障害専門外来の実施にともない、薬物療法の対応を強化する。

科の特徴

『クロザピン治療』『認知症』『発達障害』など、他の精神科病院では触れることの少ない患者さんに対する治療にも積極的に取り組んでいます。幅広い分野で薬剤師として治療にかかわれるよう、また患者さんと病院スタッフの橋渡しができるよう、つねに心掛けて業務に取り組んでいます。

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