病棟のご案内
東館
- 1F
- 造形教室
- 2F
- 受付/外来診察室/売店/薬剤科/事務室/医療相談室/トイレ
南館
- 1F
- 看護部長室/デイケア室/トイレ
- 3F
- 南3病棟:精神科身体合併症病棟/身体リハビリテーション室(作業療法)
- 4F
- 身体リハビリテーション室(理学療法・言語聴覚療法)
A-WING
- 1F
- 精神科作業療法室 /X線撮影・CT室/脳波検査室/検査室(内視鏡・超音波)/心理療法室/トイレ
- 3F
- 内科病棟:内科療養病棟
別館
- 2F
- 歯科
- 3F
- 栄養科
サービス棟
- 1F
- デイケア室
- 2F
- 中央検査室/中央材料室/トイレ/ランドリー
東3病棟:精神療養病棟(女性)
女性の精神療養病棟です。一般の精神科の病棟より広く明るい療養環境を提供しています。2020年度から身体リハビリテーションが可能になりました。長期に精神疾患を持って生活していく患者さんが対象です。地域生活のなかで心身ともに疲れてしまった方、ほかの病棟や病院で治療を続けても病状が良くならない方などに対し、「疲れをいやし、心に安らぎと自己回復力を与えるオアシス」の役割を、病棟の基本姿勢としています。休息や心身の再調整の場となり、その方の強みを最大限に活かし、その方が幸せと感じられる人生過程への支援、居場所づくりを本人とともにおこなっていきます。難治性統合失調症を持っている方に対しては、クロザピン薬治療や修正型電気痙攣療法も取り入れています。
施設概要
- 精神療養病棟入院科(女性)
- 44床/包括医療(平成12年2月届出)
今期目標
精神科作業療法科と連携して、患者さん自身の病気・ケガに打ち勝つ力を高めるプログラムを導入していきます。リハビリテーション科と連携して、慢性期の患者さんが特に必要としている身体リハビリテーションを導入し、生活場面に継続して活かせる体制を整えていきます。
施設の特徴
東3病棟のスタッフは、短期入院、長期入院に関わらず、一人ひとりの想いや強みを知ろうとする、大切にする、日常生活に活かすことを得意としています。その1つの方法として、本人の過去・現在・未来の生き方・病気・生活に対する想いを共有する用紙、「想いのマップ」の活用と、本人・ご家族と様々な職種が参加する多職種合同カンファレンスの定期的な開催をおこなっております。そして、本人の入院目標や可能性を継続的に検討し、一人ひとりの想いを、本人もご家族も幸せと感じられる形にしていきます。
東4病棟:精神療養病棟(男性)
男性の精神療養病棟です。一般の精神科の病棟より広い療養環境を提供しています。精神症状重度の、長期入院が必要な患者さんを受け入れています。慢性期治療病棟(精神療養病棟)では長期にわたる治療が必要な患者さんに、ゆとりのある医療を提供しています。また2020年度より身体リハビリテーションが可能となりました。
施設概要
- 精神療養病棟入院料(男性)
- 45床/包括医療(平成12年2月届出)
今期目標
精神科療養病棟での身体リハビリテーションを強化します。リハビリテーション科と連携し、ADL向上、転倒予防につとめます。患者さんの高齢化にともない、身体合併症の疾患理解と対応を強化します。
施設の特徴
- 明るく過ごしやすいよう、病室のカーテンをリニューアル
- 患者様が面会を心待ちできる環境にするため、面会室をリフォーム
- パイピング設備が完備され、高齢者や合併症患者さんも安心して療養できる環境を整備
- 転倒予防のための運動として、朝のラジオ体操や夕方のガッツ体操(スクワットなどの運動)などに取り組む
東5病棟:社会復帰支援病棟
日常生活の援助や様々なプログラムなどを通して患者さんとともに積極的に地域移行を目指す精神療養病棟です。一般の精神科の病棟より広い療養環境を提供しています。精神科作業療法はもちろん、地域生活支援科と連携し、地域移行・地域定着を目標としたプログラムを実施しています。また2020年度より身体リハビリテーションが可能となり、ADL面からも地域移行を支援することができるようになりました。
施設概要
- 精神療養病棟入院料(男女混合/開放病棟)
- 44床(平成12年2月届出)
今期目標
地域移行、地域生活支援を推進していきます。訪問看護に参加し入院中の支援に活かしていきます。
地域生活を意識した入院環境の提供を目指します。理学療法士と連携し、身体リハビリテーションを導入する取り組みをおこなっていきます。
施設の特徴
地域移行促進のために病棟内にワンルームマンション(アパート)をイメージした部屋をつくりました。そこでは、実際に体験することで何ができて何ができないのか、何に困っているのかなどのアセスメントや、困っていることの練習などをおこないます。料理や掃除、そのほか、入院中にはなかなかできない体験ができるようにしています。 高齢の方も増えてきていますが、高齢を理由に地域移行をあきらめないよう、その人らしい人生を歩んでいけるよう支援していきたいと思っています。
南2病棟:精神科救急急性期医療病棟
急性期病棟では発症後間もない患者さんや病状が不安定な患者さんを対象に治療をおこなっています。発達障害、統合失調症、うつ、双極性感情障害、適応障害、認知症、せん妄の方など様々です。専門のスタッフを多く配置し、医師(精神保健指定医・精神神経学会認定専門医)や看護師、精神保健福祉士、心理療法士などが連携して、チーム医療を展開しています。精神科急性期の集中的な治療をおこなっており、措置入院、精神科救急の患者さんも受け入れています。自宅などへの早期退院を目指し、短期間での集中した入院治療を提供し、薬物療法や心理教育、さらに重症の統合失調症やうつ病に効果のある、全身麻酔下での修正型電気痙攣療法(mECT)もおこなっています。
施設概要
- 精神科救急急性期医療入院科(精神科急性期医師配置加算3)(精神科救急医療体制加算3)
- 44床(令和5年8月届出)(包括医療)
今期目標
修正型電気痙攣療法(mECT)の有効活用、安全な運用に向けて取り組みます。クロザピンの新規導入の検討、有効活用に向けて取り組みます。専門職としての人材育成をおこないます。
施設の特徴
急性期病棟は、病棟中央に大きな中庭があり、明るく開放的な病棟です。保護室3、観察室4、一般室36(2人部屋1室)の病室は、プライバシーが配慮された全室個室となっていますので、安心して治療できる環境が整っています。患者さんの回復に向けた支援を多職種でおこなっています。
南3病棟:精神科身体合併症病棟
身体的リハビリテーションを中心に、精神科の様々な合併症患者さんを受け入れています。転倒による骨折後、多発外傷、低酸素脳症、脳梗塞・脳内出血後後遺症、誤嚥性肺炎、重症糖尿病、癌末期のターミナルなど複数の疾患の治療と看護を提供しています。精神科医、整形外科医、内科医、看護師、ケアワーカー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、精神保健福祉士、公認心理師、薬剤師などが連携して、チーム医療を展開しています。また、精神疾患を治療しつつ、機能回復やADL(日常生活動作)能力の向上をはかり、社会や家庭への復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供しています。
施設概要
- 精神病棟入院基本料15:1(精神科合併症病棟)
- 40床(平成21年6月届出)
今期目標
院内外からの精神疾患をもつ多発外傷、終末期、認知症など身体管理が必要な患者さんの受け入れを強化します。様々な合併症患者さんの多様なニーズへの対応力を養い、患者さんが望む「生活、暮らし」を考えた個別支援を提供します。
施設の特徴
南3病棟は、精神科身体合併症病棟という位置づけにより、自殺未遂による外傷後の患者さん、終末期の患者さん、認知症にともなうADL低下の患者さんなどの入院が多く、病棟医を含め看護スタッフ、リハビリテーション科との協働における、多職種チームで支援しています。精神科病院ありながら時代のニーズに対応し、精神および身体疾患の両方に対応できる病棟です。
A2病棟:精神科地域包括ケア病棟
令和6年5月まではアルコール依存症治療の専門病棟でしたが、同年6月以降は精神科回復期における治療役割を持った病棟としても機能する為に、精神科地域包括ケア病棟入院料の届出を行いました。従来のアルコール依存症の専門療法に加えて、急性症状が出てしまった患者様を早期に受け入れ退院できるように、それぞれの患者様に合わせた様々な治療やプログラムに取り組んでいます。
施設概要
- 45床
今期目標
合併症患者さんを受け入れるために必要な知識や技術を習得し、合併症の対応を強化します。アルコールプログラムおよびアディクション看護を充実し、受け入れ患者さんの幅を広げます。アルコールデイケアとの情報交換、事例検討会、伝達講習などアルコール関連問題についての理解をより一層深め、看護の対応力強化をはかります。アルコール以外の薬物、ギャンブル、ネット、ゲームなどアディクション関連の研修などに積極的に参加し、看護の対応力強化をはかります。
施設の特徴
当病棟は、平成4年4月にオープンし、令和6年5月までアルコール依存症の治療専門病棟でしたが、時代の流れと共にアルコール依存症の患者さんが減少傾向にあることもあり、令和6年6月からは精神科地域包括ケア病棟入院料の届出を行い、アルコール依存症だけでなく、精神症状の他に身体合併症のある患者様を中心に、幅広い症状の患者さんにご入院頂いています。定床は45床で、そのうち閉鎖病棟(熟慮室2室を含む)、開放病棟31床(個室2室を含む)となっています。閉鎖病棟では、臓器障害や離脱症状に対する内科的治療が、開放病棟では断酒の動機づけのためのリハビリテーションがおもにおこなわれます。私たちは医師・看護師・ソーシャルワーカー・公認心理師・薬剤師・栄養士・理学療法士・作業療法士からなる医療チームです。私たちを十分利用し健康な体と心を取りもどしてもらえるよう、最善のアシストをします。
内科病棟:内科療養病棟
身体疾患対応の核となる病棟です。誤嚥による肺炎の治療や、中心静脈栄養、胃ろう造設などをおこなっています。栄養管理には内科医を中心とした多職種によるNST(栄養サポートチーム)が活躍しています。中心静脈栄養においてはCVポート(皮下埋め込み型)の造設も可能です。さらに、末期の患者さんの最期をお世話するための入院や、周囲の高齢者施設からの身体疾患患者さんへの対応も引き受けています。
施設概要
- 療養病棟入院基本料1
- 36床(平成18年7月届出)
今期目標
訪問診療を充実させ、関係機関と連携を強化するため入院時から退院に向けたアセスメント、計画を立案します。患者さん、ご家族に対して看取りの指針に基づきACP(アドバンス・ケア・プランニング)に取り組みます。
施設の特徴
毎週の訪問診療で、関係機関との連携を強化し、地域で暮らす高齢者や、退院した患者さんをサポートしています。訪問診療での経験を病棟で活かすことで、よりきめ細やかな看護が提供できるよう日々努力しています。 精神科の病院にありながら、内科的な疾患の亜急性期から終末期の看護を提供しており、「身体をみられる看護師」の育成につとめています。
アネックス病棟:認知症治療病棟
精神症状および行動異常のいちじるしく重度な認知症患者さんを対象とした、急性期に重点をおいた治療をおこなっています。「パーソン・センタード・ケア」を実践し、認知症患者さんに対してできる限り、行動制限をおこなわず認知症の患者さんの個性を尊重した上で、医療、看護を提供しています。認知症の患者さんの認知機能障害の低下予防、日常生活動作の改善、維持をはかるため専門スタッフが支援しています。また、病棟スタッフ、作業療法士、公認心理師などにより1日4時間の生活機能訓練をおこなっています。
施設概要
- 認知症治療病棟入院料1
- 45床/包括医療(平成22年10月届出)
今期目標
多職種でのカンファレンスを充実し、入院時から患者さんの目標を明確にしていきます。家族会を継続開催し、ご家族の支援体制を強化します。地域包括連携システムをふまえて退院後の生活環境を知り、看護・ケアに役立て認知症対応力の向上をはかります。
施設の特徴
病室以外の空間にいつでも患者さんが休憩でき、患者さんとスタッフ、または患者さん同士がゆっくり語り合うことができるよう、椅子やソファーを配置しています。認知症疾患医療センターの役割のひとつとして、南多摩圏域の病院看護師対象に疾患の理解やケアについて啓蒙(教育)活動をおこなっています。