医療法人社団光生会
理事長
平川病院が八王子市に縁を得て五十余年の歳月が流れました。この間、我が国の精神科医療は著しい変革を遂げました。平川病院も多様化する時代のニーズに真摯に対応してまいりました。その結果、東京都から南多摩医療圏認知症疾患医療センター、精神科二次救急医療機関、地域精神科身体合併症救急連携事業、東京都災害拠点精神科連携病院等の地域の中核病院にふさわしい認定・指定を受けることが出来ました。
このように当院は最新の精神科医療を提供する多機能な病院へと形は変えてまいりましたが、病に苦しまれている患者様とご家族に寄り添い回復に向けて最良の医療を提供するという基本理念は開院以来変わることはありません。
さて、国は喫緊の課題として精神障害に対する地域包括ケアシステムの構築を進めています。平川病院の母体である医療法人社団光生会は既に3ヵ所の地域包括支援センターや居宅介護支援事業所を運営し、地域の医療福祉連携、多職種連携、生活者支援、見守り事業等で実績を上げてきています。これらの経験を活かし、平川病院は地域精神科医療を担う基幹病院として障害の有無や程度に関わらず、住み慣れた町で安心して暮らすために必要な医療福祉サービスを提供してまいります。