【事例検討会】4月開催のレポート & 5月開催のトピックス
南多摩医療圏認知症疾患医療センター平川病院 主催
事例検討会 ~認知症について多職種で考える会 ~
4月開催のレポート & 5月開催のトピックス
4月5日(月)に事例検討会を予定通りリモートで行い、20名の方に参加していただきました。
今回は、「家族介護者の会」について意見交換をしました。
コロナ禍においては、様々な場面で集合して行う行事がこれまで通りには行えなくなっています。家族介護者の会も同様で、認知症の人と家族の会や八王子市にあるケアラーズカフェわたぼうしでは家族介護者の会を対象にアンケートで現状を把握したり意見を募ったりしていました。そこでは、例会を開けない現状や感染対策の観点からこれまでの会場を使えず、広い会場を借りるための費用を工面することが難しい等の報告と、それらの対策や会員の方への個別の働きかけ等、家族会毎に孤独に会を支えていらっしゃるご様子も垣間見られました。認知症疾患医療センターでは、これらの声をまず伺ってみようと、南多摩医療圏(八王子市、日野市、多摩市、稲城市、町田市)の家族会の方々にお声かけをし、3月31日に家族会ミーティングを行いました。そこで伺ったお話を、ぜひ、関係者のみなさまと共有したいと思い、今回の事例検討会で話題にいたしました。
家族介護者の会は、介護者を支援とそれを通して当事者の方を支援してくださっている存在だと思います。その家族会自体を支援することも私たち介護、医療の専門職としてできることがあるのではないか、そのために、まず、家族会の現状を共有していきたいと思いますので、今後も、このテーマで話し合える機会を設けていきますのでぜひ、ご参加ください。
さて、5月は、第一月曜日が祝日なので、第二月曜日の5月10日にリモートで開催いたします。
5月は高齢者あんしん相談センター大横の武本さんにご協力いただき、模擬事例を作成し、みなさんと意見交換をしていく予定です。
みなさまのご参加をお待ちしています。
(事例の提供もお待ちしています。当センターのスタッフが一緒に模擬事例を作りますので、ぜひぜひ「やってみたい!」とお声かけいただければうれしいです。)
センター長代理 精神保健福祉士 椎名