【事例検討会】8月開催のレポート&9月開催のトピックス
今回(8月開催)の内容は、当院の認知症病棟での具体的なケアの内容の紹介でした。
「精神科」というと過去の拭いきれない悪いイメージを認知症を患う患者様やその家族が、少しでも払拭でき、良いイメージをもっていただくためにはどうしたらよいか?と考え、具体的にどのような環境なのか(薄暗くて鉄格子があってという家族の精神科のイメージはまだ、色濃く残っている)どのような考えのもとに、看護やケア、治療が行われているのかを、直接地域で認知症の患者様とその家族へ接する機会の多い、地域の包括支援センターや市の職員の方々、薬局に勤務する方々へお伝えし、まず、関係者の方々の精神科病院についての理解を深めていただけるようにこのテーマを選びました。
当日は質問もたくさんいただき、それに看護師や精神保健福祉士がお答えすることで、今回の検討会は大変風意義なものになったと思いました。
検討会での当院の院長の言葉を紹介します。 「困っていたら相談してください。入院は断りません」
認知症病棟への力強い信頼を感じ、身が引きしまる思いです。認知症に限らず、当院は認知症疾患医療センターです。どこの病棟においても考えは変わりません。
「精神科」と聞き相談を避けるのではなく、困っていたら相談していただきたいと思っています。
平川病院 看護師 稲葉
さて、9月の事例検討会は、9月6日(月)にオンラインで行います。
9月のテーマは、「介護サービスの利用を嫌がる方への対応」について、話題提供をもとにうまくいった対応の例や反対に大失敗をしてしまった例などみなさまのご経験をおはなしいただき、参加されたみなさんにとってヒントの一つになれば、と思っています。
開催案内はホームページにもありますのでご確認ください。たくさんのみなさまのご参加をお待ちしています。