【事例検討会】11月開催のレポート
11月7日(月)事例検討会のご報告
11月7日は25名ほどの方にご参加いただき、2022年11月に神奈川県でおこった、介護者の夫が妻を殺害した事件をテーマにグループワークをしました。
私たちが日ごろから接している、ご本人と介護者の方々が、このような状況にならないために、私たちは何ができるのか、をみなさんで話し合いたいと考えテーマにしました。
「介護に疲れた」という状況の時には、まず、ご本人、ご家族の話を聞く、困ったことを明らかにできたらその後の対策を一緒に考えるという意見とともに、言葉だけでなく、「表情や声色などからも推察できるようにすることも大切」だという意見もありました。そのようなことに気づけるためには、ご本人、ご家族と支援者が関係性を築くことや日頃からご本人、ご家族の様子を把握しておくことが改めて大切だという意見に、日ごろの業務がただの流れ作業のようになっていないか、丁寧な対応を改めて心がけたいと思いました。答えのない、重いテーマですが、身近でこのようなことが起こらないよう、私たちは何ができるのか、みなさんと今後も考え実践していければと思います。
次回、12月5日(月)の事例検討会は年内最後の開催になります。事例を提供してくださる予定になっていますので、ぜひ、ご参加ください。平川病院のホームページからお申し込みいただけます。
なお、12月以降、次の開催は3月になる予定です。