【事例検討会】8月開催のレポート
8月は事例検討会、ではなく、『情報交換・交流会』と銘打った企画で開催いたしました。
そもそもは‘顔の見える連携’の促進、そして地域みんなで‘認知症対応力向上’を目指していく一助となれば…と始めた、この事例検討会。なので以前は当然、参集形式で開催し、時には顔を寄せ合ってのグループワークなども実施してきました。
しかし今般の新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、2020年秋よりオンライン開催に移行し、今やZOOMにもすっかり慣れてきましたが...
たとえモニター上でお互いに顔を合わせ、そしてコミュニケーションも取れはするものの、なかなか‘交流’にはなりにくい…とも感じていました。
そこで今回は上記タイトルでの企画を試みてみた次第です。
当日は私から、はじめに‘災害時の心理的反応’や‘ストレスコーピング’などについての簡単な話題提供を行った後、グループに分かれ、まず自己紹介を兼ねて「ご自身のコロナ禍で始め新たな息抜き・趣味」についてお話いただきました。その後、今般のコロナ禍での「職場やご自分の業務の状況」「現在、認知症の方への支援/介護で感じる困難」をテーマに、意見・情報交換を行い、全体でもシェアリングしました。
繰り返される感染拡大の中で、私たち自身も‘社会的つながり’や‘自己効力感の維持’といったコーピングを活用していくことが大切です。少しでも、その助けになれば…と、また時々はこのような企画も開催していきたいと思います。
公認心理師・臨床心理士 淵上 奈緒子