【事例検討会】5月開催のレポート & 6月開催のトピックス
南多摩医療圏認知症疾患医療センター平川病院 主催
事例検討会 ~認知症について多職種で考える会 ~
5月開催のレポート & 6月開催のトピックス
平川病院の認知症疾患医療センターでは、毎月第1月曜日18時30分から「事例検討会」を開催しています。
新型コロナウィルスの感染が増えてきた令和2年度の上半期(4月から9月)は会場に集まる形での開催は控えなければならなくなり、現在はオンラインで開催しています。
5月の事例検討会は、第1月曜日が祝日だったため、10日に開催し、18名の方に職場やご自宅からご参加いただきました。5月の会では、高齢者あんしん相談センター大横の武本さんご協力のもと、精神科治療のために入院をしたけれど、身体的治療がまず必要になり精神科、内科、精神科と病棟を変わりながら自宅退院をした方という模擬事例を作成し、みなさんと意見交換しました。
武本さんとの打ち合わせの中で、協力、連携ということは当然おこなうけれど、その中でそれぞれ所属する機関の専門性について話をしてみたい、相談業務をおこなう共通の悩みについて参加者のみなさんの意見を伺いたいということなどがあげられました。
そこで、事例の中で武本さんには、相談の導入、利用者の方のお話を聞き、その方の今までの生活を受け止めながらもアセスメントをおこない、必要な社会資源(人も含めて)の導入を信頼関係も築きながら行っているということ、入院をしても退院後の生活を一緒に考えていく、という部分をご担当いただきました。一緒に事例をつくりながら、必要なところに繋いでくれる人がいるというのは患者さんやご家族だけでなく、医療機関で働く職員にとっても心強いとおもいました。
下山からは、精神科病院入院する方の人権を侵害してしまう可能性もあるということ、そのようなことを防ぐために、精神保健福祉法を遵守する必要があること、具体的に必要な手続きや書類提出の期限などお話ししました。
意見交換はグループに分かれでおこないました。どんな意見がでたか…ご報告したいところですが、「ここだけの話」もありましたので控えさせていただきます。
次回は6月7日月曜日 18:30~引き続きオンライン開催を予定しております。
当センターの公認心理師・淵上から『心理検査(認知機能)から認知症と、その支援を考える』をテーマにおはなしさせていただく予定です。
みなさまのご参加お待ちしています。「ここだけの話」大歓迎です。
最後に、お忙しい中ご協力いただきました高齢者あんしん相談センター大横の武本さん、ありがとうございました。
南多摩医療圏認知症疾患医療センター 平川病院
精神保健福祉士 下山