【事例検討会】6月開催のレポート
病棟師長 真島 智
6月6日(月)事例検討会を行いました。今回は話題提供が看護ということで、日常ケアの一つである、「認知症患者の歯磨きケア(口腔ケア)について考える」というテーマで行いました。
日頃私たち看護師は認知症ケアの中でも「口腔ケア(歯磨き)」はとても大切なケアと考えます。当院での認知症病棟は重度の認知症の患者様が大半をしめている中、自ら歯磨きを行う方は少なく、殆どが介助を必要とします。また肺炎や消化管の合併症で食事が摂れない患者様にも歯磨きは重要です。食事が摂れないと、口腔内の全身疾患の原因菌が含まれて病状が更に悪化するリスクもあります。患者様への口腔ケア(歯磨き)を効果的に行うために私達がどのような介入方法で行っているのか、歯磨き用品等も含めてお話しさせて頂きました。また後半はグループワークで在宅生活されている認知症の方の歯磨きの悩みやどのような相談があるのかを話し合って頂きました。
想像以上に在宅の認知症の人の口の中(「歯の状態」把握は難しく、病院以上に介入が難しいと思いました。参加された皆様貴重な情報提供ありがとうございました。